オトコは見た目でしょ?~ゲイ・YOSA-PUエッセイ

#4 2番目のオトコ

投稿日:2012年6月25日 更新日:


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「今から会わない?」
出会い系で知り合った年上の彼は、ほんのちょっとのやりとりでそう聞いてきた。
『いいですよ』
P.M. 11:00
僕は2つ隣の駅で彼を待つ。
まだ“写メ掲示板”ではなかった時代。
リアルをしなければ相手の顔は空想のまま。
ドキドキしながら待つそこへパジェロミニが着く。
現れたのはスリムで“爽やかなお兄さん”ってカンジの人だった。
「僕の家でいい?」
『うん。。』
そのまま車に乗り、初めて会ったオトコの運転で、初めて会ったオトコの家へ。
車内での会話なんてもう覚えていない。
ただただドキドキしていた。
「カワイイね♪」
『え?! そんなことないです(汗) 経験だって全然ないし。。』
「そうなの? ぢゃ、どんなことがしたい? なんでも言ってみて」
『…あの、ジャージって持ってますか?』
「ジャージ? なんかあると思うけど、どうして??」
『…僕、ジャージフェチなんです。。ジャージ着ている人と1回ヤッてみたくて…(照)』
「あ、そうなんだ! ぢゃ、あんま持ってないけどコレでもいい?」
そう言うと彼はadidasの黒に白い3本線が入ったハーフパンツのジャージを僕に見せた。
『全然それでいいです!』
「あはは(笑)」
彼は下着を脱ぎ捨てそれに着替えると「ぢゃ!」って感じで、どうしたら良いかわからないでいる僕を布団へ押し倒しながらキスをしてきた。
僕はフレンチしか知らなかったから、いきなりのディープキスにちょっと戸惑いながらも“コレがディープキスかぁ…”なんて思った。
そのまま僕が彼を好きにまさぐって、彼は少し高めの喘ぎ声。
その声に興奮した僕はハーフパンツの裾から手を突っ込んで彼のペニスをきつめに握る。
「あっ…」
それからはもう止まらなかった。
Tシャツを脱がせ、彼の唇、彼のほっぺた、彼の首筋、彼の鎖骨、彼の胸、彼の乳首、彼の脇腹、彼の腹筋、彼のペニス。
ジャージパンツ1枚の彼の体を好きなようにいじって、彼は喘いで。
そして人生で初めてペニスを舐めてみた。
ちょっと不安だったから先っちょを少しペロッとしたら、彼の声が大きくなって、もうちょっとペロッとw
初めて他人のペニスを間近で見たけど、なんだかとってもカワイイ♪
そして彼が「…ぅん…イキそう……イッてぃい?」って言って精子が飛び出す。
「はぁ…はぁ……ぢゃ、交代ね…」
そう言うと今度は僕をまさぐってきた。
それまで僕は自覚していなかったけど、僕って意外と理性が強いタイプ。
乳首はくすぐったいし、喘ぐのは恥ずかしいから声は出さない。
そして彼にヤラれている間中、興奮したり、シラフに戻ったり。
多分、結局、マグロだった。
そうこうしている内にイキたくなって。
『イッていいですか?』
僕のペニスをくわえたまま彼は頷く。
だから僕は彼の口の中へ。
彼はそれをゴクッと飲み込みひと言『飲んぢゃった♪』と爽やかな笑顔で言った。
その後は彼の家で少しお話。
“南野陽子のこと”(何故かゲイにはナンノファンが多いw)
“お互いの仕事のこと”
“彼には彼氏がいて6年付き合っていること”
楽しく話していたけど、本音は少し帰りたい気分でいた。
爽やかだけど特別タイプでもなかった彼との興味本位のセックスがなんだか虚しく思え、ちょっと気持ちが空回っていた。
明け方、再び家の近くまで送ってくれて「また会おうね♪ 絶対だよ!」って言う彼に僕は笑顔で『うん♪w』って答えたけれど、その時は“また会う”なんてコレっぽっちも考えられないでいた。
彼が僕に興味を持っていたのは明らかで、僕は全く興味が持てなかったという罪悪感みたいなモノが胸を渦巻いて、少し逃げたい気分にさえなっていた。
そして次の日、早速電話がきた。
「昨日はどうも♪」
『どうも…』
「楽しかったw」
『うん。。』
「次いつ会える?」
『え? ちょっとワカラナイ…』
「ねぇ、僕がもし彼と別れてYOSA-PUと付き合いたいって言ったらどうする?w」
『え! スミマセン…ちょっと、そんな気にはなれなくて…、ってか、ごめんなさい! 多分、もう会えません。。』
「え?! どうして??」
『ちょっと、なんか、よくワカンナイんですけど、なんか、ちょっと。。』
「あ、ゴメン、別にそんな焦ってるワケぢゃないし、いつでも会いたくなったら連絡して!」
『ホント、ごめんなさい! すみません。。』
って言って電話を切った。
僕はやっぱり焦っていた。
気持ちがなんだかモヤモヤとして、その場から走って逃げたい気分。
“この虚無感はなんだろう?”って。
今、改めて考えると僕ってヒドい。
多分、無垢過ぎた。
すごく優しかった彼を傷付けたな…って。
でも現在は少し会ってみたい。
オトコってホント勝手w
そんな2番目のオトコには色々な初体験をさせてもらった。
初めてのディープキスに、するのもされるのも初めてのフェラ。
そしてジャージの人をまさぐるw
ただひとつ。
ディープキスってもっとトロけるものかと思ってたケド。。
04

【YOSA-PU(よさぷ) プロフィール】
大学時代、写真による創作活動をスタート。
何故かオトコ以外は撮りたくならず、自分がゲイであることを認識。
現在はモノ作りワークを生業にしている。


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YOSA-PU(よさぷ) 大学時代、写真による創作活動をスタート。 何故かオトコ以外は撮りたくならず、自分がゲイであることを認識。 現在はモノ作りワークを生業にしている。

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