オトコは見た目でしょ?~ゲイ・YOSA-PUエッセイ

#7 中学生の僕等

投稿日:2012年8月10日 更新日:


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「今日、オレん家寄ってくだろ?」
『うん、いいよ!』
小学生の頃から仲の良かった男子同級生。
毎日のように一緒に遊んでいたと思ったら、全然遊ばなくなって、しばらく経つとまた毎日のように遊ぶ。
小学生の頃からそんな関係だった僕等。
色白でサッカー部。
顔はハーフのように整って、髪は緩やかにカールしている。
今で言うイケメン。
両親が共働きで鍵っ子だった彼は、中学2年生になった頃から、放課後「オレん家で遊ぼうぜ!」って言ってくることが多くなっていた。
誰もいない家に帰るのが淋しかったのかもしれない。
キレイな部屋のリビングで2人きりの僕等。
普通の中2男子だったら家でTVゲームをしたり、外でスポーツをしたりするような時代だったけど、僕等はリビングに2人きりで話をしていただけ。
毎日2人で。
中学時代はジャージ登校だったから、家に帰ると彼はジャージの上着を脱いで白いTシャツ1枚、下はジャージパンツのまま。
そして僕は上下ジャージ姿のまま。
リビングでゴロゴロしながら思春期特有の“高尚な悩み”をウダウダ話している彼と、そのカールしている髪を触りながら聞いている僕。
髪の毛は柔らかい。
そんなことが続いたある日。
いつものようにリビングで話をしていると、彼が僕の膝に仰向けになったまま頭を乗せてきた。
真っ白く薄いTシャツから透けて見えるしなやかなボディライン。
そしてキレイな彼の顔。
触らずにはいられなかった。
当時、ピアノを習っていた僕は、鍵盤を弾くように彼のカラダを触ってみる。
「…あっ」
彼が声を漏らす。
うぶだった僕はすぐにその動作をやめた。
すると彼が僕の手を持って「続けて…」と言った。
僕は彼の顔も、声も、カールした髪も、色白でスベスベな肌も、キレイに鍛えられたカラダも好きだった。
僕が再び彼のカラダを弾くと、彼は「気持ちいい…」と言った。
僕は彼のキレイな色気に興奮した。
胸筋も腹筋も“触りたい”という衝動で、次の日もその次の日も、彼の言うままに触っていた。
そしてまた遊ばなくなる2人。
高校生になり、僕は東京の高校へ、彼は地元の高校へ、それぞれ進学した。
たまに帰省するとみんなで彼の家へ遊びに行って、お互いの恋愛事情や学校生活、東京での暮らし等を話した。
高校3年。
大学受験で上京してきた彼が僕に電話をかけてきた。
「今からホテルに来なよ!」
『いいよ!』
僕は彼の泊まっているホテルへ遊びに行った。
しばらくお互いの近況を話していると彼が「今日、泊まっていっちゃえば?」と言ってきた。
僕は『ベッドひとつしかないし、いいよ~』と言ったけど、彼はベッドのマットを床に下ろし、「ほら!ふたつになった♪」と笑った。
電気を消して彼の恋愛トーク。
彼は一途で、中学の時からひとりの女子が好きだった。
高校に入ってもそのコのことが好きで、合計5回ほど振られていた。
『もうね、以前から言ってるけど、あのコは良いコだけど、ホントに脈ないから、もう諦めなよ』
「ホントにそうハッキリ言ってくれんの、中学の時からお前だけだよ~、みんな“まだ行けるよ!”とか言うんだぜ~」
なんて話していると、彼が急に「なんかオレ、ヤリたくなってきた…」と言い出した。
僕が『何が?!』と尋ねると、彼が「ちょっと触ってくんねぇ?」と言った。
『え?! 何を??』
「アソコを!」
『え?!』
「ちょっとだよ! な!」
『…え、…うん、…いいよ。。』
僕は彼のアソコを握り、ちょっと上下へ動かしてみる。
「ぉぉおぉお~~~!」と彼が叫んで「気持ちいい~」と言った。
僕は赤面しながら『コレってホモっぽいってことぢゃない?』って言うと「誰にも言わなきゃ大丈夫だよ!」と言われた。
あまりにも衝撃的だった僕は、頭が真っ白になりながら、しばらくアソコをこねくり回していた。
すると彼が「イキそう…」って言うから『最後までやってあげようか?』と言うと「いいよ、今度はオレがヤッてやるから!」とベッドから降りてきた。
『いいよ! 僕のはやんなくて!』
「YOSA-PU、知ってる? こうすると動けなくなるんだぜ!」
そう言って僕を羽交い締めにした彼。
もがくけど本当に動けなくなった僕。
『え! マジでやんなくていいから!!』
「あはは! な! 動けないだろ?w」
と言って放してくれた。
「今日のことは誰にも言うなよ!」と彼はまた笑った。
僕はこの日、初めて他人のペニスを生で触った。
まだ自分がゲイだということを自覚していなかったから、かなりの衝撃だった。
と同時に、かなり興奮し、アソコはずっと立っていた。
今思うと、なんでこの時、僕は覚醒しなかったのか?
『どんだけ“うぶ”なんぢゃい!』とツッコミたくなるほどにアホだったと思う。
風の噂で彼が結婚したことを聞いた。
幸せなのだろうか?
僕は最近彼に会ってみたい衝動に駆られる時がある。
全然会っていない僕等。
今なら彼の気が狂うほどに気持ちよくしてあげるのにw
07

【YOSA-PU(よさぷ) プロフィール】
大学時代、写真による創作活動をスタート。
何故かオトコ以外は撮りたくならず、自分がゲイであることを認識。
現在はモノ作りワークを生業にしている。


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